良い車を買いたい！中古車を購入する際にチェック
同じ中古車といっても車により状態の良し悪しは異なります。 そのなかから良い中古車を購入したいのであれば、事前に“良い車かどうかの判断基準”を把握しておきましょう。
車体のチリの歪みをチェック
車のコンディションが悪いと、運転時の快適さが損なわれたり、場合によっては事故につながってしまったりする恐れがあります。そういったことにならないよう、中古車を購入するなら車体の歪みをチェックしておきましょう。チェックするポイントは、車体のチリです。
チリとは、車体の部品同士のつなぎ目を指します。具体的には、車体とボンネットのつなぎ目、もしくは車体とドアのつなぎ目などです。車は精密な設計のうえ組み立てられており、新車だとチリが均一になります。しかし事故車の場合、修復時の組み立てが悪いとチリに歪みが現れることになります。もし歪みがひどい場合、その歪みが原因で運転中に事故を引き起こす恐れもあるのです。つまり、購入時にチリをチェックしておくことは、事故の危険を未然に防ぐことにもつながるというわけです。
チリが均一かそうでないかは、定規など直線の道具を使えば簡単に確認することができます。なお、うまくチェックするコツは、部分的に見るのではなく車体のチリを全体的に見てみることです。
座席シートの消耗をチェック
車を運転する際に必ず身体に触れるもの、それは座席シートです。そのため座席シートの消耗具合を気にする方は多いのではないでしょうか？
座席シートが消耗する原因は、運転手が座るたびにかかる重量によるものです。運転手の体重や走行距離により、程度が大きく異なるのが特徴です。しかし、中古車でたまに見かけるのが、走行距離はそれほどないにもかかわらず座席シートの消耗が大きいというもの。以前の所有者が太っていたという可能性もありますが、同時に、走行距離が不正に手直しされている可能性も考えられます。
座席シートの消耗は、運転時の快適さに直結するポイント。したがって、中古車を購入する際は運転席だけでなく助手席にも座り、座席シートの消耗具合を比較してみましょう。両者は同一の構造となっているため、運転席側の消耗具合を容易に確かめることができます。また、同一の車種と比較してみるとなお良いといえます。座ったとき、クッションが柔らかくスプリング力が弱ければ、それだけ座席シートの消耗が大きいということになります。
お気に入りの車に出会うために
いかがでしたか？ いくら新車より安いといっても、高額な買い物になるということに違いはありません。購入後に後悔しないためにも、中古車の購入を検討している方は、ぜひ上記のポイントをチェックしておきましょう。