テリー伊藤によるトミーカイラ『ZZ 2016y』中古車レビュー
様々な中古車のポイントをテリー伊藤氏が独自の視点で紹介していくコーナーです。毎回、テリー伊藤氏がどのように車を見て行けばよいのかポイントを教えてくれるので、楽しみながらご覧ください。
トミーカイラ ZZ
『トミーカイラZZ』と言えば、1990年代後半に登場したモデルをイメージする人が多いのかもしれない。 アルミフレームにFRP製のカウルを被せた、2シーター・オープンで、エンジンはキャブレター仕様の日産製SR20DEを搭載。 イギリスで生産され、輸入車扱いで販売された。 その『トミーカイラZZ』を名乗る車の現代における姿がコレだ。 完全EVへと変貌しながらも、電子制御デバイス、快適装備の類は一切無し。 いわゆる先進的なイメージのEVとは一線と画してスパルタン。 アクセルワーク、ハンドリング、ブレーキングなど、ドライビングにおける全ての要件で、車からドライバーに様々な要求があるという点は最新モデルでも変わらない。 もちろん、作り手の熱い思いが車全体から伝わってくるとい点も不変。 ただ、発進時にMAXトルクを発揮するEVならではの、強烈な加速感は、最新のトミーカイラZZでしか味わえないものだ。
気になる航続距離は、満充電で120km(カタログ値:状況によって変動有)。 充電スポットで休息チャージをしながら走れば、そこそこロングツーリングも行けそうだが、生半可な気持ちで出発すると、そのスパルタンさ故、痛い目に遭いそうだ。
テリーさんも試乗したのだが、まずはサイドパネルをまたぐように乗るところから「おいおい」。 そして、ソリッドな乗り味にも多少戸惑うも、“全てがドライバー次第”という、どことなく懐かしいフィーリングに「車ってこうじゃなきゃ」と楽しめた様子だった。 しかしその反面、エンジンやトランスミッションが“奏でる”メカニカルノイズが無いことに寂しさを抱いたのも事実。
車両本体価格は864万円(税込)で、“軽くない”。 「この車は、特別な価値観を有する人向けの車という域を出ていない。 本当の意味での趣味車だ」と、テリーさん。 1日の仕事を終えてから、閑静な住宅街にある自宅のガレージを出発して、お気に入りのコースをミッドナイトクルージング♪そんな楽しみ方がピッタリな1台だ。
何もかも削ぎ落とした
アスリート体質!?なコックピットだ。
これに乗った後だと
軽トラでも高級車と勘違いしそうだ(笑)
これくらいスパルタンな方が
走りへの期待感が高まっていいぞ!!
フロアはスーパーカーのようなタイトさじゃない。
だから、以外だけど運転しやすい。
ペダルレイアウトを見ても作り手がこの車に込めた
思いが伝わってくるよ。
正直、エンジン音やシフトチェンジが無いのが寂しいんだ。
でも、静かだから、仕事を終えてから
コソコソとツーリングに出かけるのに最適だ♪
七宝焼エンブレムのかめは、
あの「うさぎとかめ」のかめに由来しているんだとか。
うさぎ=他の大メーカー
かめ=トミーカイラ
深いねぇ。
販売店紹介
店舗の情報
スーパーオートバックス東京ベイ東雲
住所: 東京都江東区東雲2-7-20
電話番号:03-3528-03571
URL:http://sa-tokyobay.com
営業時間:10:00~21:00
店舗の印象
車を中心としたカーライフをトータルサポートし、車に”ワクワク”と”ドキドキ”を提供できるお店づくりを目指しているオートバックス。オリジナルブランドのカスタムカーやパーツまで何でも揃う、頼もしいカーショップだ。
テリー伊藤の中古車観察「俺に乗らせろっ!」とは?
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毎回、テリー伊藤氏がどのように車を見て行けばよいのかポイントを教えてくれるので、楽しみながらご覧ください。
テリー伊藤
東京築地出身
芸能界屈指のカーマニアであり、数多くの車を乗り継ぐ
2014年より、くるまマイスター検定公式応援団長を務める