パーツの交換が必要？ 車のメンテナンスについて
大切な愛車を長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが不可欠。春になったら、冬に酷使した車のメンテナンスを行いましょう。ここでは、春に行うべき車のメンテナンス方法をご紹介します。
車の安全な走行に欠かせないタイヤ
まず行うべきなのは、タイヤのメンテナンスです。冬は雪道を走行する機会が増えるため、通常のタイヤから雪道に強い“スタッドレスタイヤ”に取り換える方も多いはず。スタッドレスタイヤは通常のタイヤより柔らかいゴムを使用しており、燃費が悪いうえにドライグリップが弱いという特徴があります。そのため、春になったら再び通常のタイヤに取り換えるようにしましょう。
なお、外したスタッドレスタイヤを保管する場合は、お湯を利用して付着した融雪剤を洗い流しておくことが大切です。なぜなら、融雪剤が付着したまま放置していると、ゴムを硬化・腐食させてしまうからです。
通常のタイヤに取り換える際は、溝がしっかりと残っているかを確認しておきましょう。すり減りによって溝がなくなっているタイヤは、グリップ機能が低下しているためスリップしやすくなります。スリップによる事故を事前に防ぐためにも、溝がなくなっていた場合は新品のタイヤと交換することが大切です。
視界の確保に絶対必要なワイパー
車の事故を防ぐためには、常にクリアな視界をキープすることが必要不可欠です。視界確保に役立つワイパーは、冬の間はフロントガラスの霜を除去したり凍結を防いだりと、大いに効果を発揮します。しかし、その分普段よりも劣化が速まってしまうのも事実。ゴムが傷んでいると機能を十分に発揮できなくなるので、メンテナンス時に新品のゴムに取り換えましょう。
ワイパーのメンテナンスを行う際は、ウォッシャー液のメンテナンスも行っておくことが望ましいといえます。ウォッシャータンクが空だと、フロントガラスが汚れたり曇ったりしたときに液が発射されず困る場合があります。走行時の安全性の確保はもちろん、きれいなガラスをキープするためにも、しっかりと補充しておくことをおすすめします。なお、ウォッシャー液には撥水機能を備えたものもあり、使用することで雨の中での運転がしやすくなります。
車に関する専門家に依頼してもよし
タイヤやワイパー以外に、ブレーキやバッテリー、エンジンオイルなどのメンテナンスも行っておく必要があります。バッテリーの電圧と比重に関してはガソリンスタンドで調べてもらうこともできるので、春になったら一度チェックしてもらうとよいでしょう。
上記を参考にしっかりとメンテナンスを行い、安全で快適なカーライフを送りましょう。