やっぱりディーラー系が安心? 独立系ショップの良いところは?
中古車ショップには、大きく分けて自動車メーカーのディーラーが経営しているところと、独立系と言われる中古車専門のショップの二つがあります。
この2つはどこが違うのでしょうか?
ディーラー系ショップは言うまでも無くそのメーカーのクルマの品揃えやメインテナンスなどのサポート体制がしっかりしています。大きなチェーンとなっていることも多いため、クルマを探す上での選択肢の面でも有利です。
一方、中古車専門のショップは、独自の仕入れルートを持っていたり、同業者間で密な情報交換がなされていることも多いため、いわゆる掘り出しモノに遭遇できる機会が増えます。たとえば、元々の流通量が少なかったマニアックな車種や、走行距離は多いけれど実はとても良いコンディションの車がさりげなく並んでいたりします。ディーラー系ショップでは売りにくいクルマと出会えるチャンスがあるのが、専門ショップの良いところです。
初心者向きではないかもしれませんが、クルマ趣味の入口としてドアをノックしてみる価値はあります。
走行距離は何kmまでが安心?
一般に通常の使用環境でクルマを使った場合、走行距離は1ヶ月に1000km程度。つまり1年間では1万kmくらいというのが目安とされています。中古車ショップの店頭に並んでいるクルマもその年式に対してこのくらい、もしくはやや少ないレベルでの個体が大半のはずです。
走行距離がその年式に対して多いクルマは過走行車といってマイナス評価になってしまいますが、実はクルマの劣化は走行距離の数字よりもその内容によって左右されます。
たとえば走行10万kmなどと聞くと、「もう限界なのでは?」と感じるかもしれませんが、少なくともキチンとしたメンテナンスを受けてきたクルマであればエンジンその他に深刻な問題が起こることはまずありません。
とはいえ、こうしたクルマ選びは初心者向きではありませんから、1年間に1万kmもしくはそれ以下。という安心基準をアタマの中に入れておくとまず間違いありません。