車選びで重視するポイント!20代と親世代ではどう変わる?

憧れの新車を購入するとき、どの車種を選ぶべきか迷ってしまいますよね。昨今では各自動車メーカーから新機能が搭載された車種が次々と登場しているため、選択肢の幅も広くなっています。機能性や安全性はもちろんのこと、自分好みのデザインであるかどうかも大切です。今回は、そんな新車選びでお悩みの方へ向けて、購入時にチェックしておきたいポイントをご紹介します。同世代の意見と親世代の意見を比較しながら、納得できる1台を選ぶ際の参考にしてみてください。

20代と親世代の違いは?新車選びで重視するポイントをアンケート

今回のアンケート調査では、20代および40~60代のドライバーを対象に、新車購入時に重視するポイントについてお伺いしました。調査結果は下記の通りです。



 1位:価格…34%
 2位:見た目…20%
 3位:安全性能…15%
 4位:燃費…12%
 5位:乗り心地…10%
 6位:走行性能…4%
 7位:ブランド…3%
 8位:その他…2%


 1位:価格…25%
 2位:燃費…23%
 3位:乗り心地…19%
 4位:安全性能…12%
 5位:見た目…8%
 6位:ブランド…7%
 7位:走行性能…3%
 7位:その他…3%

20代のアンケート結果と、40~60代のアンケート結果で、いずれも「価格」が1位という結果になりました。しかし、2位以降に選ばれた項目は、両者でかなり異なっているようです。20代では2位にランクインしている「見た目」は、40~60代では5位に……。それに対して、40~60代では「燃費」を重視する方が次に多いという結果となっています。

世代にかかわらず一番重要なのは「価格」

新車を購入するときに重視するポイントとして、20代と40~60代で共通して1位に選ばれたのは「価格」でした。まずはそれぞれの回答をご紹介します。

【20代の回答】
仕事を始めたばかりで収入が少ないため、価格を一番に気にしている。(男性・23歳・埼玉県)
金銭的に余裕がある訳では無いので、堅実に返済していける金額であることが一番大切です。(女性・27歳・大阪府)

【40~60代の回答】
今は格好よりも価格の方が購入する決め手になります。(男性・40歳・千葉県)
年齢的に見た目は既に気にならなくなっているので、その他の面でのメリットを追求したい。(男性・45歳・茨城県)

新社会人としての人生がスタートしたばかりで、まだそれほど金銭的に余裕のない20代。アンケート回答でも、収入に見合った価格の車を購入したいという声が多く見られました。また、一度自動車を購入すると、その後は自動車税やガソリン代などの維持費がかかります。その点も考慮して、なるべく価格帯の低い車種を選びたいと考える方が多いようです。

それに対して40~60代の回答では、マイカーの見た目が気にならなくなったことで、価格面についての考え方が大きく変化した様子が伺えます。落ち着きのある年齢に差し掛かったため、必ずしも格好が良くて高額な車に手を伸ばさなくてもよいと感じるようになったのかもしれません。両者ともに価格を重視しているものの、その理由としては異なる意見も見受けられました。

親世代で第2位の「燃費」は20代では4位!

自動車の性能面を比較する上で見逃せないのが「燃費」です。わずかな燃費の差が、長年にわたり同じ車に乗り続けることで、結果として大きな金額の違いにつながることもあります。そんな燃費は、40~60代では2位にランクインしたものの、20代では4位でした。

【20代の回答】
 ガソリン代が最近高いので、家計を考えると燃費が一番大事です。(男性・29歳・東京都)
 見かけの安さに捉われ長期的なコストを考慮しないと、結局は損します。(男性・29歳・大阪府)

【40~60代の回答】
 ガソリンの値段が日に日に上がっていくので燃費が良い車を選んだ方が家計にとっても良いからです。(男性・56歳・福島県)
 外車に乗っていたのですが、短距離や町乗りが多く、意外に燃費がかかるので国産車に変えました。(女性・46歳・東京都)

20代で燃費を選んだ方はやや少数派ですが、自動車の購入後にかかるコストを気にする意見が目立ちました。燃費の良い車は、比較的価格が高くなります。しかし、その後長年にわたり乗り続けたとき、特に日常的に長距離を運転する方にとっては、燃費でガソリン代に大きく差が開くことがあるのです。

40~60代でも同様の意見が多い結果となりました。ガソリン代は今後さらに高騰する可能性が考えられます。過去に燃費を気にせずに車種を選んだ経験をお持ちの方も、結局は燃費の良い車種を選んだようです。

20代で第2位の「見た目」は親世代では5位!

車は移動手段のひとつでありながら、自分だけの特別な空間という側面も持ち合わせています。また、道路を走るときや自分以外の人を乗せるとき、そして駐車するとき人目につくことから、誰かに見られるという社交的な要素もあるといえるでしょう。そんな「見た目」を重視するという意見は、20代では2位にランクイン。それに対して40~60代では5位とやや順位が低めです。

【20代の回答】
 自分の好きなスポーツカータイプの車を選びたいです。(男性・25歳・埼玉県)
 かわいい見た目で買います。デザインや色が重要です。(女性・24歳・千葉県)

【40~60代の回答】
 かっこいい車に乗っていると、周りから羨望の目で見られますよ!!(男性・43歳・大阪府)
 車は男のロマンでありモテるためには見た目が大切(男性・40歳・東京都)

かっこいい車やかわいい車など、車の見た目を重視して選ぶ方たちには、それぞれデザインに好みやこだわりがあるようです。年代というより、どちらかといえば性別によって人気のデザインが大きく異なります。また、中にはスポーツカーなど一般的に珍しい車種を希望する方もいらっしゃいます。

20代と40~60代で世代間の違いが見えてきたのは、見た目を重視する理由です。20代では自分好みの車を楽しみたいという意見が多い一方で、40~60代では周囲の方からの見え方を気にする意見が見受けられました。そこに自動車にまつわる価値観の違いがあるのかもしれません。

20代と親世代ではどう変わる?車の選び方

20代と親世代の車の選び方に違いがあるのは、これまでのドライバーとしての経験が関係しているといえるでしょう。40~60代で上位にランクインしたのは、ランニングコストとかかわる「燃費」や、日々の運転を快適にするための「乗り心地」などでした。これらの項目は、ある程度ドライバーとしてのキャリアがなければ思い至らない部分です。

それに対して、20代で上位を占めた「見た目」や「安全性能」は、これからドライバーとしてのキャリアを積んでいくにあたり欠かせない要素だといえます。ドライブが楽しくなるようなお気に入りの車を選ぶこと、そして安全第一で運転する意識を持つことは、将来的にも継続していきたい習慣です。20代と親世代とでは、車の選び方に少し違いがあるかもしれませんが、いずにせよ現在のご自身のライフスタイルに合った車選びをすることが大切だといえるのではないでしょうか。

車選びに悩んだら!ライフスタイルに合った車に絞ろう

自分のライフスタイルを分析

どのような車を選ぶべきなのかは、ドライバーのライフスタイルによって異なります。たとえば、休日にドライブなど長距離運転を楽しみたい方と、近所へ買い出しをするときのみ車を使う方とでは、最適な車が変わってくるでしょう。また、お子さんやご年配の方など、同乗者によっても適した車種が変わります。まずはご自身の生活と車の使い方について分析してみましょう!

 ほとんど遠出をすることはなく近場の買い出しに使いたい程度であるため、なるべく安い車が良いです。(女性・28歳・神奈川県)
 仕事上、とにかく長い距離を運転するため、燃費の良さが必要条件と感じます。(女性・53歳・静岡県)
 高齢の両親が乗り降りしやすくて、乗り心地が良い車が良いと思っています。(女性・47歳・東京都)

今回のアンケートに回答してくださった方たちの一例としては、上記のような使い方があるようです。ご自身が自動車を利用するときの用途は、いかがでしょうか? 燃費を重視するべきか、見た目を重視するべきか、乗り心地を重視するべきか……ライフスタイルに合わせて検討してみてください。

軽自動車の特徴・利用シーン

数ある自動車の中でも、自動車税の負担が少なく、そして運転しやすいのが軽自動車です。比較的車体が小さいのが特徴ですが、昨今の軽自動車は車内スペースにゆとりがあり、大きめの荷物を乗せるのにも困りません。運転をサポートしてくれる機能が充実している車種もあります。女性向けのデザインのものや、ユニセックスなデザインのものまであり、幅広いニーズにマッチします。

軽自動車を選ぶメリットとしては、ほかの自動車よりも維持費が少ない点が挙げられます。自動車税の負担が軽いだけでなく、価格帯も比較的リーズナブルであり、低燃費なのも魅力です。また、小回りがききやすく安全装備が充実していることから、車体の大きな車を運転するのが苦手な方にもおすすめします。ただし、乗車できる人数が4人までと少ないため、週末の買い出しなど少人数で短距離移動をするような利用シーンに適しているといえます。

コンパクトカー/ハッチバックの特徴・利用シーン

普通車でありながら小回りがききやすく、軽自動車よりもエンジンのパワーが強力であるのが、コンパクトカー/ハッチバックの特徴です。車体後方にあるドアが上に大きく開き、後部座席を倒せば大きな荷物を積むこともできます。トランクが人の乗る空間と分けられていないことで、コンパクトでありながらも社内には広々とした空間が確保されています。

コンパクトカー/ハッチバックは、比較的狭い道を運転することが多い方や、週末に遠出を楽しみたい方に適しています。小回りがききやすく初心者にも運転しやすい一方で、軽自動車よりもエンジンにパワーがあるため、ちょっとした遠出にも対応可能です。また、後部座席に3人乗れば全部で5人を乗せることができ、家族を乗せてお出かけするのにも便利に利用できます。

ミニバンの特徴・利用シーン

子育て世帯から圧倒的に支持されているミニバン。シートが3列あり、7~8人を乗せて走ることができます。また、大きく開くスライドドアで乗り降りが楽な上に、広い車内にベビーカーなどの荷物をそのまま乗せられるのも魅力でしょう。車体は比較的大きいものの、運転席が高いため運転しやすくなっています。家族で車を利用することが多い方ほど、十分なメリットを感じられるのではないでしょうか。

車体が大きなミニバンの利用シーンは幅広く、家族でのお出かけはもちろんのこと、旅行やレジャーなどのシーンでも活躍してくれます。シートを倒して大きな荷物を載せたり、車内のモニターで映画を鑑賞したりと、便利でかつ同乗者も快適に過ごせるのが魅力です。今後、家族の人数が増えることを考慮するならば、ファミリー層に人気のミニバンは選んでおいて間違いのない車種といえます。

SUVの特徴・利用シーン

SUVとは「Sport Utility Vehicle」の略であり、タフさが求められるアウトドアシーンでも存分に活躍してくれる車種のことです。四輪駆動のSUVは、悪天候時の山道や雪道、オフロードなどの悪路でも、力強い走りを見せてくれます。ミニバンと比べて車体はやや狭くなりますが、3列シートも利用可能です。広いラゲッジスペースには多くの荷物を詰むことができ、実用性の高さが魅力です。

一見すると、日常生活で利用する車にこれほどの高機能は必要ないように見えるかもしれません。しかし、昨今のSUVは燃費も低くなりつつあり、また通勤で車を利用する方は悪天候でも安心して走れるという安心感があります。キャンプをはじめとして大自然の中を走り抜けるアウトドアシーンから毎日の街乗りまで、ドライブを楽しみたい方におすすめの車種です。

セダンの特徴・利用シーン

自動車としての歴史が長く、代表的な車種として知られているセダン。昨今では小回りのききやすい車種を選ぶ方が増えてきたものの、安定した走りと安全性を兼ね備えたセダンは、依然として人気があります。高級車といわれるグレードの車には現在でもセダンが多いようです。重心が低いことで振動などによる不快感が少なく、広々とした車内では快適な乗り心地を味わえます。

車の乗り心地を重視するのであれば、セダンを選んで間違いないといえるでしょう。また、トランクと人の乗る空間が分けられている構造から、トランクの荷物を盗まれにくいというセキュリティ面でのメリットもあります。あらゆる利用シーンにマッチするのはもちろん、細部までこだわって車を選びたい方にとっても、十分に納得できる車種だといえます。

クーペ/オープンカーの特徴・利用シーン

特に車好きな方から支持されているクーペ/オープンカーは、その名の通り屋根が開く構造になっている車種です。屋根の開閉には自動タイプと手動タイプがあります。運転席と助手席の2人乗りが基本となっているため、後部座席がないケースもあります。実用性というよりも、独自のデザインを楽しめるのが魅力です。セダンと比べてさらに車高が低く、車内が狭くなっています。

クーペ/オープンカーは、特別なドライブを楽しみたい方におすすめです。乗車定員が2人と少なく、多くの荷物を乗せることはできませんが、風を切って走る感覚を味わうことができます。スポーツ走行やリゾート地でのドライブでは、ほかの車種とは一線を画した走りを楽しめるでしょう。実用性よりも趣向を大切にしたい方におすすめします。

ライフスタイルに合わない車の購入はNG

ご自身のライフスタイルを分析すると、数ある車種の中でも現実的に購入できるものが絞られてくるのではないでしょうか? ライフスタイルに合わない車を選んでしまうと、長く乗り続ける上でストレスが増えてしまうだけでなく、維持費などコスト面でのムダが発生しやすくなります。まずは大体の車種を絞り込んだあとで、最終的にこれらを比較しながら、何を重視するかによって1つに絞り込みましょう。このとき、価格・デザイン・燃費・安全装備といったポイントのほかに、確認しておきたいのが「乗り心地」です。車の情報はパンフレットや公式サイトで確認できますが、乗り心地については実際に試してみないことには分かりません。

候補車が絞られたら必ず「試乗」しよう!買ってから「何か違う・・・」を防ぐには試乗が一番

車のパンフレットや公式サイトで情報を集めて、いざ条件に合う車を購入したというのに、実際に乗り始めてから「何か違う……」と違和感をおぼえてしまうことがあります。そんなよくある失敗を防ぐためにも、候補となる車種を絞り込めてきたら、試乗してみることをおすすめします。

自動車の試乗は、ディーラーで行われています。まずはディーラーにWEBまたは電話で連絡をして、試乗を希望する日程や、試乗したい車種について伝えましょう。実際に運転して複数の車種を比較してみることで、乗り心地が好みに合うかどうかが分かりやすくなります。

車は決して安い買い物ではありませんから、実物を見てから購入するのは当たり前。試乗すると購入が前提であるかのようでハードルが高いと感じられるかもしれませんが、納得した上で買い物をするためにもぜひ試乗することをおすすめします。

試乗したらチェックしたいポイント

お目当ての車種に試乗したとき、新しい車を運転する楽しみに夢中になり、肝心なポイントを見逃してしまわないようにお気をつけください! 試乗するときにまず確認しておきたいのは、アクセルとブレーキの踏みやすさです。足回りを快適に動かせるかどうかをチェックしましょう。

また、運転席の環境も確認してみてください。ハンドルの握りやすさ、回しやすさは快適でしょうか。また、運転席からの視野は十分に確保されているでしょうか。運転しながらメーターが確認しやすいかどうか、ミラーの死角はどれほどあるかもチェックしておきましょう。

また、運転席の座り心地だけでなく、後部座席の座り心地も確認します。空調が車内全体に行き届き、快適に過ごせるかどうかを見ておきましょう。大きな荷物を乗せる機会が多い方は、トランクの広さなども確認してみてください。

試乗結果は優先順位をつけて比較する

実際に試乗を終えたあとは、優先順位をつけて複数の車種を比べてみましょう。同じようなグレードの車種を比較した場合、どれか1つだけが飛び抜けて優れていると感じられることはないと考えられます。そのため、試乗後には却って甲乙つけがたい状況に陥り、迷いやすくなってしまうようです。

このように迷ってしまったときは、比較対象となるそれぞれの項目に対して「絶対に譲れない」「特に気にしない」「この程度であればOK」といった基準をご自身で定めた上で、細かく比較検討してみることをおすすめします。場合によっては、二度目の試乗に踏み切ってもよいでしょう。

また、試乗をする際はディーラーの担当者だけでなく、ご家族など身内の方にも同乗してもらうことをおすすめします。後部座席の乗り心地のほか、自分では気づけなかった点について、アドバイスをもらえるかもしれません。

まとめ

一般的に多くのドライバーが価格や見た目などの項目を重視しています。これらの項目は車を購入するときに誰もがチェックするものですが、実際にはそれだけで車種を決める方はそれほど多くありません。自動車選びをする際にはご自身のライフスタイルを見直して、どのような点を重視するのか、どのような点を譲れないのかを見極めておきましょう。後悔しない納得の車選びをするために、ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。

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