修復、傷、へこみを発見した場合の対処法
中古車は車歴によって状態が異なるため、なかには傷やへこみ、修復あとが残っているものがあります。
購入前に修復あとを発見してしまったら
中古車を購入する際、年式や走行距離などを重要視する方は多いでしょうが、それ以上に傷やへこみなどの車の状態を気にしている方は多いはずです。傷やへこみはもちろん、修復あとの残る中古車は比較的安く販売されています。そのため、「修復歴の有無は気にならない」、「なるべく購入費用を抑えたい」と考えている方にとっては魅力的な中古車かもしれません。しかし、修復歴車は事故などの影響で、車の見えない部分や内部の主要部分にダメージを受けている可能性があります。購入後、トラブルにならないよう、中古車を選ぶ際には修復歴についてしっかりチェックしておくことが大切です。
仮に、気に入って購入しようとした中古車に傷やへこみ、修復あとを発見してしまったら、販売店と話し合うことをおすすめします。どうしても修復あとを許容できない場合は、キャンセルして別の車を探しましょう。また、「少しくらいの修復あとなら気にならない」という方であれば、値引き交渉をしてもいいかもしれません。
購入後に修復あとを発見してしまったら
中古車販売店では、目視で確認できる大きな傷やへこみは修復してから販売されるのが一般的です。その際、整備士がしっかりとチェックを行いますが、なかには見落としてしまうこともゼロではありません。そのため、中古車の購入後に修復あとを発見してしまうというケースも珍しいことではないのです。
もし、購入後に傷やへこみを発見したなら、販売店へ返金交渉をしましょう。もちろん、それで全ての販売店が返金に応じてくれるとはいいませんが、明らかに不当な契約だという場合には“無条件キャンセル”を適用させるという手があります。この場合の不当な契約というのは、修復歴車（事故車）という事実を隠蔽していた場合に限ります。
このようなトラブルを事前に防ぐために、契約を結ぶ際にはキャンセル料や返品についてよく話し合い、契約書に記載しておくことが大切です。そうすることで、万が一キャンセルや返品に繋がる問題が見つかった際、話し合いをスムーズに進めることができます。
トラブルを想定して、慎重に購入しよう
中古車の購入は、とても大きな買い物です。クーリングオフができないため、購入後に問題を発見しても泣き寝入りしてしまう方がいるかもしれません。そうならないよう、中古車の状態をしっかりと確認して、慎重に契約を進めることが求められます。中古車を購入しようとお考えの方は、上記をぜひ参考にしてみてください。