テリー伊藤によるBMW『M3セダン』中古車レビュー

様々な中古車のポイントをテリー伊藤氏が独自の視点で紹介していくコーナーです。毎回、テリー伊藤氏がどのように車を見て行けばよいのかポイントを教えてくれるので、楽しみながらご覧ください。

BMW　M3セダン

“エムスリー”…この響きはやっぱり特別だ。 Ｅ３０をベースとした初代はブリスターフェンダーの“やる気満々”のフォルムで、今でも人気が高く、「Ｍ３＝初代」という印象が強い人もいるのではないだろうか？ Ｅ３６の２代目、Ｅ４６の３代目は控えめな演出で、言い方を変えると少し地味だった分、初代のインパクトがより大きい。 転換期は４代目だろうか。 ボディが大きくなり、“ただものじゃない”雰囲気が強くなった。 そして最新の５代目では、それが一層強くなった印象だ。 今回、テリーさんと対面を果たしたのは、その５代目Ｍ３だ。

５代目Ｍ３は、まさにモンスター？ スーパーカー??? ものすごいスペックの持ち主だ。 新車価格が１,１００万円を超えてしまったが、価格以上のバリューがある。 ３Ｌターボエンジンは４３１馬力（カタログ値）を発揮。 『インテリジェント･ライトウェイト･テクノロジー』により、各部にアルミニウムやマグネシウムを多用し、ルーフやタワーバーにはカーボンを採用。 最新ＢＭＷのハイパフォーマンスを堪能できるトランスミッションの７速Ｍ-ＤＣＴ、カーボンセラミックブレーキ、アダプティブサス他、スペックを詳細に見れば見るほど「お買い得じゃね？」と思えてくるのだ。 ローンチコントロールも備えており、「おいＭ３ ！ レースカー気取りか!!」とツッコみたくなるが、もちろん、サーキット走行も涼しい顔でこなす。

撮影車両は２０１５年式、オプションの鍛造１９インチホイール付で走行距離はたったの５千ｋｍ!! プライスは大台（１,０００万円）を割り込み、ぐっと身近になった印象。 トップランクの田中隼人氏によると「普通のサラリーマンの方が買っていきますよ」とのこと。 ううぅ、欲しい!! 憧れの車を手にするということは、メンタル面でもきっと良い効果があるハズ。 正に“仕事の励み”になるんだろうなぁ。

「ホンモノＭのエンブレムは、“あの有名な印籠”と同じくらいの威厳がある」というテリーさんに、早速このＭ３を診て頂きましょう。

タワーバーがカーボン製だ！！

ボンネットを開けて見せたくなる。

フロントブレーキを見て！

そんな車は多いけれども

このM3はリヤブレーキにも

見とれてしまうぞ！！

最近はFRセダンでもトランクスルーが増えた。
実用面を考えるとスバラシイことだ。
ここに補強材を入れなくても
ボディ剛性を確保できるようになったんだ。
テクノロジーの進化の賜物だよ。

このエンブレムに憧れている諸君！
「買いたいけど無理だ」と思っていたら
いつまでもオーナーになれないぞ。
「オーナーに必ず成る！！」という決意が大事。
マジメに働いていれば(+お酒を少し控える)
手に届くのがM3なんだよ。

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テリー伊藤の中古車観察「俺に乗らせろっ！」とは？

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