車にはいくつかの購入先があります。購入先によって、受けられるサービスや価格は一様ではありません。車のオーナーになった方たちはどのような理由でどの購入先を選択したのでしょうか？

こちらでは、カーオーナーの方を対象に実施した「車の購入先はどこですか？」というアンケートの結果とそれぞれの回答に寄せられたコメントから、購入先別のメリットとデメリットを検証していきます。車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

車の購入先は正規ディーラー？中古車販売店？

アンケート結果では正規ディーラーからの購入が過半数を占めています。そんな中、中古販売店から購入している方も一定数いるようです。

安心感のある正規ディーラー派の意見

メーカーと特約店契約を結んでいる正規ディーラーからの購入にはどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。アンケートに寄せられた正規ディーラー派のコメントから深堀りしていきます。

正規ディーラーから車を購入するメリット

正規ディーラーで購入する代表的なメリットは、保証がある点です。中古で購入する場合、いわゆる「ノークレーム・ノーリターン」という条件下での購入になります。一方、正規ディーラーは走行に支障が出るような重大な問題に対しては、保証してくれるのです。

また、サポートやメンテナンスといったサービス対応が充実している点も魅了です。正規の取り扱い車種であれば、さらに専門的なサービスを受けられます（車種特有の電気回路のメンテナンスなど）。

アンケート回答者の方からは、以下のようなコメントが寄せられています。
・長い付き合いなので安心感がある。アフターケアもよい。（男性 ・ 62歳・熊本県）
・ずっと仲良くしてくれる営業さんがいるので安心感がある（女性・40歳・埼玉県）
・アフターメンテナンス含めて、対応を全て安心して相談することが出来るから。（女性・35歳・大阪府）                                                                                      

正規ディーラーから車を購入するデメリット

正規ディーラーは特約店契約を結んでいるため、扱う車種が限定されています。メーカーとの契約の関係上、相談時に中立な車の情報は期待できないかもしれません。また、価格に関しても中古車販売店やサブディーラーと比較すると割高です。もっとも、あらかじめ欲しい車種が決まっている場合は、さほど問題にはなりません。価格の点も、アフターケアや保証といったメリットで相殺されると言えます。

お得に購入したい中古車販売店派の意見

中古車販売店とは、その名のとおり中古の車を販売している事業者です。車を中古車販売店から購入するメリット・デメリットについても検証してみましょう。

中古車販売店から車を購入するメリット

当然ながら中古車販売店で販売されている車は、正規ディーラーの車よりも安価です。「とにかくお得に車を購入したい」「メンテナンスやアフターケアは必要ない」という方からは、正規ディーラーよりも中古車販売店のほうが評価されています。

販売のほか買取を行っている事業者も少なくありません。車の買い替えを一店舗で行うことも可能です。また、メーカーと契約を結んでいない事業者と関係性を築けば、特定のメーカーに肩入れしていない客観的なアドバイスが得られることもあります。

以下はアンケートに寄せられた中古車販売店派の方からのコメントです。

・価格の安い物を探していたので、安い価格で販売していた中古車販売店をネットで見つけて購入しました。（男性・44歳・北海道）
・すでにラインナップにない車種でありながら憧れの一台だったので中古で購入（男性・26歳・島根県）
・オプションがついている新古車が安く買えるから（女性・28歳・秋田県）

中古車販売店から車を購入するデメリット

中古車販売店を利用するデメリットとしては、サービスが事業者によって異なることが挙げられるでしょう。店舗によっては、品質の悪い中古車を取り扱っている例もあります。

基本的には大手の中古車販売店を利用すると安心です。ディーラー系の中古車販売店であれば、アフターケアも充実しています。

知人から購入するという意見も

パーセンテージは決して高くありませんが、知人から購入するという方もいました。以下のようなコメントが届いています。
・父親が定年で車を使わなくなったので譲り受けた。（男性・27歳・新潟県）
・知人の紹介だと安心できるので選びました。（女性・43歳・宮崎県）
・知人が自動車修理工場を経営しているのでそこで探してもらいました。（男性・43歳・埼玉県）

車を購入するなら知っておきたい選び方・買い方

車を賢く購入するためのポイントについてご紹介します。

■POINT1.用途に合った車をイメージ

「車を購入する」という決断に至ったからには、想定している用途があるはずです。用途のイメージによって最適な車は、決まってきます。あくまで街中での移動のみを想定している場合は、コンパクトカーで十分です。ファミリーでのアウトドアを楽しみたい場合は、ミニバンなども選択肢に入ってくるでしょう。

■POINT2.購入予算

購入費用も重要な選択基準です。車の購入には車体の価格だけではなく、希望するオプション、税金や保険料などの諸費用も発生します。あらかじめ費用をシミュレーションしておきましょう。

■POINT3.オーナーの声をチェック

実際にどんな車なのかは、乗ってみなければわかりません。一方で、大きな買い物のため慎重にならなければならないのも事実です。インターネットでは、同じ車に乗っているオーナーの声が見つかります。生の声を調べ、使用感をイメージしてみてください。

まとめ

正規ディーラーを利用するとしても、中古車販売店を利用するとしても、どちらが正解ということはありません。信頼できるコネクションがあるのであれば、知人から購入しても問題ありません。重要なのは、予算とサービスのバランスを検討することです。正規ディーラーであれば、購入費用に見合った手厚いサービスが受けられます。サービスが不要なら、中古車販売店を利用して費用を抑えることも可能です。ご自身に適した方法で、車を購入してください。

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◆調査タイトル：車の購入先調査
◆調査対象 ：全国の20歳～60歳の男女
◆調査期間 ：2018年9月14日～9月18日の5日間
◆調査方法 ：インターネット調査
◆調査地域 ：全国
◆有効回答数 ：100名
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