この中古車なぜこんなに安いの?その理由とリスク

この中古車なぜこんなに安いの?その理由とリスク

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新車と比べ、コストを抑えて購入できる中古車。その価格は車やショップにより異なりますが、たまに驚くほど安い価格で販売しているショップも見られます。 価格が安いというだけで、ついつい惹かれてしまう方も多いのでは?

事故歴・修復歴を抱えているかも……

事故歴・修復歴を抱えているかも……

まず挙げられるリスクが、事故歴や修復歴を抱えている可能性があることです。これらは中古車が安く売られる理由の大多数を占めているといわれています。
一般的に、事故にあった車は修復されることになります。しかし業者によっては、見た目では分からないのをいいことに、修復せずに販売するところもあります。修復していないという事実を巧妙に隠して販売するため、気がつかずに事故車を購入してしまう可能性も十分に考えられるのです。その場合、購入後すぐ壊れてしまったり、運転中に事故が起きたりとトラブルにつながる恐れがあります。

事故歴や修復歴を調べる方法として、ボンネット内部をチェックする方法があります。各パーツのつなぎ目には塗装されたボトルが使われているため、その塗装が剥げていれば何らかの理由で手直しを行ったと考えましょう。

事故車のほかにも、浸水被害にあった車やひょう被害にあった車も安い価格で販売されている場合があります。これらは決して事故車ではないため、ショップ側にも「事故がありました」と言及する義務がありません。そのため、知らずに購入してしまう方も少なくないのです。

浸水被害の有無を確かめるには、「エンジン部分がサビていないか」、「サビの臭いがしないか」、「座席シートやシートベルトに浸水の跡が残っていないか」などを意識的にチェックすることが有効です。一方、ひょう被害の有無を確かめるには、ボンネット表面に小さな跡が残っていないかチェックすることが有効です。ただし、業者によってはボンネットのみ修復済みということもあるので、人目につきにくい車体の上部分もしっかりチェックしておきましょう。

年式と走行距離に問題あり!?

年式と走行距離に問題あり!?

あまりに安い中古車を見つけたら、年式をチェックしてみましょう。13年以上前の車、いわゆる“低年式車”だった場合、通常よりも高い自動車税が発生してしまうことになります。
自動車税は13年目に、そして自動車重量税は13年目と18年目に増額することになっています。つまり、「見た目の古さは気にしないから」と何も知らずに年式の古い中古車を購入してしまうと、後々になり高額な税金で悩まされることになるのです。

また、走行距離が10万キロを超えているような中古車も要注意。こういった車のことを“過走車”、“多走車”と呼び、走行距離が多いほど車の寿命が近いことを表しています。寿命を迎えたパーツを新品と交換することは可能ですが、余計なメンテナンス費用がかかるのは間違いありません。

安心・安全の中古車選び! 徹底的なチェックが大切

安心・安全の中古車選び! 徹底的なチェックが大切

いかがでしたか? あまりに安い中古車には、このような理由とリスクが隠されている場合があります。もちろん、安い中古車全てが上記にあてはまるわけではありません。安い中古車のなかにも、年式が新しく、品質の良い車はあります。しかし、理由もなしに低価格を打ち出している中古車を見つけたら、まず疑ってみることも非常に大切なことなのです。
中古車を購入する際は、価格だけでなく車のコンディションや年式、走行距離などもしっかりチェックするようにしましょう。

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