いつもと勝手が違う! 左ハンドル車の注意点

中古車のなかには、国産車もあれば外国産車(外車)もあります。外車は左ハンドルのものが多く、右ハンドルに慣れている方の場合、運転時に戸惑ってしまうこともあるかもしれません。ここでは、左ハンドルの外車を運転する際の注意点をご紹介します。
右側が死角になりやすい

運転時に注意したいのが、車の右側の死角です。特に右折するときには要注意です。
交差点で右折する際は、車を右側に寄せておく必要があります。もしも対向車線に右折をしようと停止している車がいた場合、その車が死角となり、対向する直進車が確認しづらくなることがあります。このとき、右ハンドルであれば自身が車の右側に乗っているため、車を右側に寄せていれば問題なく直進車を確認することが可能です。しかし、左ハンドルの外車の場合は自身が車の左側に乗ることになるため、車を右側に寄せても直進車を確認しづらくなります。
左ハンドルの外車の運転時に右折する際は、ギリギリまで車を右側に寄せて確認するか、対向車が去るまで待ってから右折するようにしましょう。
ほとんどの操作が左右逆になる

右側の死角のほか、ほとんどの操作が左右逆になるという点も注意しておきたいもの。例えば、国産車と左ハンドルの外車とでは、ウインカーとワイパーのスイッチが左右逆になっています。今まで国産車を運転していた方の場合、ワイパーを動かすはずが誤ってウインカーを作動させてしまうなどのミスを起こす可能性があるのです。また、ハンドブレーキやシフトレバーなども右手で操作することになるため、慣れないうちは手間取ることがあるかもしれません。
さらに、高速道路やショッピングセンター駐車場などの料金所でも苦労する可能性があります。例外もありますが、ほとんどの料金所は右ハンドルの車に対応するため右側に設置されています。国産車の場合は乗車したまま利用することができますが、外車の場合はこれが難しくなります。ギリギリまで車を右側に寄せた際、誤ってホイールをこすってしまう可能性もあります。運転に自信がない方は助手席側に移るか、あるいは一度車を降りてから対応するのが望ましいといえます。
ポイントを押さえたうえで中古外車を購入しよう

中古外車を購入するのであれば、左ハンドル特有の問題について事前によく考えておくことが重要です。ただ、なかには右ハンドルの外車もあるので、まずは中古車販売店に確認してみることをおすすめします。
中古外車の購入をお考えの方は、上記のポイントをご参考ください。