まるも亜希子の新車まるかじりトーク「トヨタ プリウス」

まるも亜希子の新車まるかじりトーク「トヨタ プリウス」

トヨタ『プリウス』 メイン

【今回の車両】
トヨタ・プリウス
●全長4540/全幅1760/全高1470
●乗車定員5名
●燃費40.0km/L(JC08モード)
●1.8L直4+モーター/CVT
●価格225万~
●エコカー減税/免税

初代プリウス誕生から18年の進化

「21世紀に間に合いました」のキャッチフレーズとともに、初代プリウスがこの世に誕生したのは1997年のことでした。あれからもう、18年。当時生まれた子どもたちが、運転免許を取得できるまでに成長する月日が流れましたね。その間にプリウスは、世界のトップを走るハイブリッドカーになり、ついに4代目へとフルモデルチェンジ。今回は、11月に行われたプロトタイプ(最終試作車)に試乗したレポートをお届けします。

トヨタ『プリウス』 右前から

開発段階でこれまでと大きく違うのは、この新型プリウスから、「運転が楽しく、かっこいいクルマ」を目標とするトヨタ自動車のクルマづくり改革、「TNGA(Toyota New Global Architecture)」が適用されたこと。これからは、ハイブリッドカーが当たり前にある環境で育ったユーザーが増えていくのですから、クルマとしての魅力がなければ勝負できないですよね。

トヨタ『プリウス』 右前から

その成果は、新プラットフォーム採用で重心高が約20ミリ改善されたり、人間工学の原点に立ち返ってステアリング、ペダル、シフトセレクター、スイッチ類の配置までを見直したりで、まず運転席に座った瞬間から根本的な姿勢が違うなぁと実感しました。視界もスッキリと広くとられていて、3代目と乗り比べてみると、道幅の狭いカーブでも内側の見切りが格段によく、安心して曲がれます。そしてショートサーキットでも試乗してみたところ、リアサスに新規採用されたダブルウィッシュボーンや、約60%も改善したというボディ剛性がとてもいい仕事をして、安定感のあるコーナリング。ブレーキのフィーリングが、かなり自然に近くなっているのにも感心しました。

トヨタ『プリウス』 ハンドル

さらに、後席の乗り心地をチェックしてみると、17インチタイヤのモデルはやや硬さが残るものの、15インチタイヤのモデルでは段差を通過した際の振動が一発でピタリと収まるなど、不快な振動が少なく快適。今回は60・/hくらいまでの速度だったとはいえ、これは期待できそうです。

※掲載している情報・画像は、2015年12月25日時点の情報です。

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まるも亜希子の「新車まるかじりトーク」とは?

カーライフ・ジャーナリストまるも亜希子氏が、新車を紹介していくコーナーです。
毎回、まるも亜希子氏が新車をご紹介してくれるので、楽しみながらご覧ください。

まるも亜希子
カーライフ・ジャーナリスト。雑誌・ウェブ・ラジオ・トークショー等に出演・寄稿する他、安全&エコドライブのインストラクターも務める。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年~2015年)
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」代表。

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