まるも亜希子の新車まるかじりトーク「スズキ バレーノ」

まるも亜希子の新車まるかじりトーク「スズキ バレーノ」

スズキ『バレーノ』 メイン

【今回の車両】
<スズキ・バレーノ>
●全長3995/全幅1745/全高1470mm
●乗車定員5名
●燃費24.6km/L(JC08モード)
●1.2L直4/CVT、1.0L直3ターボ/6AT
●価格1,414,800~
●エコカー減税/60%(XGのみ)

使えるコンパクトカーの実力はいかに

すでに30年以上前からインドでの生産・販売をスタートし、現在も乗用車のシェアは約5割と、インドのモータリゼーション発展を牽引してきたのがスズキです。私は過去2回、マルチスズキ(インドでの会社名)の販売店やインド本社を訪問して、開発、生産、販売の苦労や工夫を目の当たりにしました。

その中で強く印象に残っているのは、インドの人たちにスズキのクルマの価値を押し付けるのではなく、「インド人に合ったクルマをスズキ流で作る」のをモットーとしていること。これは簡単そうに見えて、実はなかなか他メーカーには真似できないことなのです。

スズキ『バレーノ』 右前から

そんなインドで生産され、「輸入車」として日本で販売されることとなった新型コンパクトカーが、このバレーノです。すでにインドでは販売されていて、現地ではもっと小さなアルトやワゴンRなどからの乗り替え需要をカバーする、ちょっと上級なモデルの位置づけ。日本ではどうかというと、スイフトのシッカリとした走りが好みだけど、もうちょっと後席や荷室のスペースが欲しいなぁ、という人たちにオススメとのこと。

スズキ『バレーノ』 右前から

確かに、1.0L直3ターボ+6AT、1.2L直4+CVTと2タイプ用意されたパワートレーンは、どちらも元気よく軽快な走り。1.2Lはちょっと低速域のトルクがひ弱なものの、中速域からの伸びがよく、なめらかに走り続けられます。走行テストはドイツを中心に行われたそうで、それはスイフトと同じ手法。ただスイフトほどスポーティではなく、新開発プラットフォームを初めて採用するモデルだけあって、全長3995mmに対してホイールベースが2520mmと長いので、その分穏やかな乗り味もプラスされていました。

スズキ『バレーノ』 ハンドル

そしてもちろん、後席の足元や、荷室の広さは文句ナシ。デザインを優先したことで、頭上のタイトさ、荷室フロアの高さが弱点ではあるものの、約40km/h以上で作動する追従機能付きクルーズコントロールや、ミリ波レーダー式の緊急ブレーキは全車標準装備。アイドリングストップ無しでも、24.6km/Lの低燃費。“使えるコンパクトカー”として、コストパフォーマンスは最高といえそうです。

※掲載している情報・画像は、2016年4月25日時点の情報です。

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まるも亜希子の「新車まるかじりトーク」とは?

カーライフ・ジャーナリストまるも亜希子氏が、新車を紹介していくコーナーです。
毎回、まるも亜希子氏が新車をご紹介してくれるので、楽しみながらご覧ください。

まるも亜希子
カーライフ・ジャーナリスト。雑誌・ウェブ・ラジオ・トークショー等に出演・寄稿する他、安全&エコドライブのインストラクターも務める。
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年~2015年)
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」代表。

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