中古車の燃費について

中古車を購入したいと考えている方のなかには、「なるべく燃費のいい中古車を買いたい……」という方もいるのではないでしょうか。 このページでは、中古車の燃費事情についてご紹介します。
中古車業界では燃費のよい自動車が人気?

近年、中古車業界で人気があるのは、低燃費の自動車やエコカーなどです。 これらの車種が人気となっている背景には、ガソリン価格の高騰が原因として挙げられます。 2016年2月時点では、ガソリン価格は下降傾向にありますが、2013年頃までは上昇の一途を辿っていました。 そのため、長期的にガソリン代の出費を抑えることができる低燃費の自動車やエコカーなどが選ばれるようになったのです。
もちろん、中古でもこれらの自動車は低燃費ですので、安心して購入することができます。 また、中古車だとしても、低燃費の自動車やエコカーを購入した場合、エコカー減税を受けられる場合があります。 制度を利用するには条件を満たさなければなりませんが、適用されると5万円~45万円の減税が可能です。
低燃費の自動車やエコカーの人気ぶりは、ガソリン代が徐々に下がりつつある今でも変わりありません。 それゆえ、低燃費性能のある自動車やエコカーは今後も注目されるといえます。
自動車の燃費を左右するのはどんなもの?

過去に誰かが使っていることから、「中古車はあまり燃費がよくないだろう……」と考えている方もいるかもしれません。 しかし、一概に中古車の燃費が悪いわけではありません。 メンテナンスが行き届いているものであれば、燃費性能を維持しているものもあります。 では、燃費を左右する要素とはどのようなものなのでしょうか。
・走行距離
自動車の走行距離が短いと、それだけエンジン部分にかかっている負担も抑えられるため、燃費性能を保つことができます。 反対に走行距離が長い自動車は、エンジン内部にカーボンが堆積して本来の機能が発揮できていなかったり、性能そのものが低下して駆動効率が悪くなっていたりします。 そうした自動車は燃費が悪くなってしまう可能性が出てきます。 ですので、中古車を購入する際にはできるだけ走行距離の短いものを選ぶようにしましょう。
しかし、なかには購入したい中古車の走行距離が少々長い場合もあるかもしれません。 その場合は、購入後に自身でメンテナンスを行いましょう。 中古車の走行距離が長くても、しっかりメンテナンスを行えば燃費性能を維持することが可能です。 たとえば、オイル点検。オイルは自動車にとって必要不可欠なものです。そのオイルを定期的に点検しておくことで、動力伝達などの機能を円滑にすることができます。 オイル関連を点検する際は、エンジンオイルだけでなくブレーキオイルも確認しておくようにしましょう。
・タイヤ
タイヤの摩耗が激しかったり、タイヤの内外で摩耗の仕方が異なって偏摩耗になっていたりすると、“転がり抵抗”が大きくなってしまいます。 転がり抵抗とは、タイヤが地面と摩擦することにより生まれる抵抗で、自動車の燃費を左右するものです。 転がり抵抗が多いと燃費が悪くなってしまいますが、タイヤの摩耗具合やアライメントを点検することにより改善することもあります。 もし購入したいと思った中古車のタイヤが摩耗していたなら、タイヤ交換を行いましょう。エコタイヤは転がり抵抗を抑えた製品なので、燃費をよくすることが可能です。
このように、自動車の燃費の良し悪しはオイルやタイヤにより変わります。 そのため購入後、中古車の燃費を維持するなら、上記のように日頃からメンテナンスを行っておくことが大切です。
中古車購入はポイントを踏まえて

いかがでしたか? 現在は燃費がよい中古車の需要が増してきており、なかには購入を検討される方もいます。 その場合は、この記事で紹介したポイントを踏まえて選んでみましょう。 そうすることで、満足できる中古車購入をすることができます。