中古車メンテナンスパック導入のメリットとデメリット

車の定期点検や消耗品の交換などがセットになっているサービスを“メンテナンスパック”と呼びます。 メンテナンスパックは車を購入するとき、車検を継続するときに購入することが可能です。
メンテナンスパックで何ができる?

メリットとデメリットを紹介する前に、メンテナンスパックとはどういうものかについてご紹介します。
メンテナンスパックは、長期的に何度か必要になる点検や消耗品交換をひとつのパックにまとめたものです。ただし、自賠責保険や自動車重量税など点検とは関係ない部分の費用は含まれていないため、定期点検の際の費用がゼロになるというわけではありません。
点検のなかには6ヶ月点検や12ヶ月点検などがあり、新車であれば1ヶ月点検も含まれています。消耗品の交換では、オイルやオイルエレメント、ワイパーブレード、エアフィルターなどを定期的に交換することができます。
新車か中古車か、あるいは販売店によって細かいサービス内容に差があるため、購入前に何が含まれているか確認することが大切です。
メンテナンスパックは、車検を区切りに年数が設定されています。乗用車であれば最初の車検が購入から3年後ですので、新車を購入した際は36ヶ月プランが設定されます。あるいは、車検の半年前までをサービス対象とした30ヶ月プランも選択可能です。
中古車の場合は、乗用車の2回目以降の車検が2年ごとなので、24ヶ月プランと半年前までの18ヶ月プランがあります。
メリットとデメリットを比較

メンテナンスパックを購入すると、“定期点検の費用を毎回捻出しなくてもよくなる”というメリットがあります。また、同じ定期点検を個別で支払うよりも費用が割安になる、というのもメリットのひとつです。最初に購入することで定期点検の費用を支払うことになるので、点検の時期を見逃しがちという方には特にメリットがあります。
中古車は新車に比べて故障の可能性が高いため、メンテナンスパックを購入するメリットは新車より大きいといえます。
デメリットとしては、“初めにまとまったお金が必要である”こと、“あまり車に乗らない方にとっては割高になる”ことが挙げられます。特に後者については、それほど車を走らせないのであれば点検のたびにオイル交換をする必要はなく、その分の費用を損してしまうことになります。
さらに、中古車を購入する際にローンを組むのであれば、メンテナンスパックにも金利がつくことに注意する必要があります。返済額をしっかり計算し、比較するようにしましょう。
以上のように、メンテナンスパックは一概に「購入したほうがいい」とはいえないものです。メリットとデメリットを比較し、自身に必要かどうかを検討するようにしましょう。
しっかりメンテナンスすることが大切

メンテナンスパックを購入するかしないかに関わらず、車のメンテナンスはしっかり行うことが大切です。中古車を購入する際は、上記の内容をぜひ参考にしてみてください。