中古車の維持費について
「中古車は新車より維持費が高い」そんな話を耳にしたことがありませんか？ ただ、何となくそう認識しているだけで、実際のところはよく分かっていないという方も多くいます。
新車と比較した維持費
車を所有するとなったら維持費が必要になります。これにはガソリン代や駐車場代以外にも、税金やメンテナンス費用などが含まれます。
・税金
車に課せられる税金には、“自動車税”や“自動車重量税”があります。これらは新車・中古車ともに同額（車種などにより異なる）です。ただ、購入した中古車が車検済みだった場合、購入時に自動車重量税が課せられることはありません。
・メンテナンス費用
車は一つひとつのパーツが消耗品といわれており、経年により新車も中古車もメンテナンスが必要になります。そのため単純に、中古車は一つひとつのパーツが新車より消耗していると考えられます。とはいえ、なかには新車と同等のクオリティを保っている中古車もあります。くわえて、販売店の保証サービスを利用すればお得にメンテナンスを行うことが可能です。
メンテナンス内容としては、エンジンオイルの交換や走行距離により必要となるものなどがあります。エンジンオイルに関しては3,000～5,000kmを目安に、走行距離に関しては10万kmを目安にメンテナンスを行うのが一般的です。
以上が、車にかかる維持費です。詳しい金額については、購入時に確認しておくとよいといえます。
軽自動車の場合は？
中古車のなかでも、軽自動車は維持費が安いという特徴があります。
車に課せられる税金のなかでも、多くの方を悩ませている自動車税。普通乗用車だと1年に3万円以上が普通で、排気量の多い車だと10万円を超えるものもあります。この点、軽自動車なら一律で1年に10,800円となっており、2015年4月1日以前に新車登録された車なら1年に7,200円です。つまり、新車登録から期間が空いている中古車なら、よりお得になるというわけです。
なお、軽自動車なら購入時にかかる自動車取得税も安くなるのでお得です。普通乗用車が価格の3％なのに比べ、軽自動車は価格の2％となっています。
納得できる車を購入するために
いかがでしたか？ 車にかかる維持費は、場合によって中古車のほうがお得となることもあります。したがって、「中古車は新車より維持費が高い」と一概にいうことはできないのです。もし、これから車を購入するなら、維持費についてもよく考えておきましょう。