購入前の必須事項！中古車の試乗について
中古車を購入する際、試乗をしている方はどれくらいいるでしょうか？ もしかしたら、できると知っている方は少ないかもしれません。
試乗できる車とできない車
購入したい中古車を見つけた場合は、試乗できるかどうかを確認しましょう。確認した方のなかには、断られてしまった経験がある方もいるでしょうが、それにはいくつかの理由が挙げられます。
理由の1つとして考えられるのが“車検切れ”です。車検が切れていると公道を走ることができないため、テストコースを完備していない販売店でなければ断られるケースが多いのです。
2つ目は、在庫車が“保険未加入”の場合です。万が一事故を起こしてしまうと、損害費用はお客側の負担になってしまいます。これにより金銭トラブルなどに発展しやすく、トラブルを回避するために断るケースがあります。
3つ目は、“未整備”の場合です。入庫したばかりの中古車は、整備が終わっていないことがあります。試乗をしたときに不具合が起きてしまう危険性を防ぐため、断ることがあります。
このように、試乗を断る理由はさまざまです。上記に当てはまらない中古車なら試乗できる可能性は高いため、事前に販売店に問い合わせてみることをおすすめします。仮に駄目であっても、事情をしっかりと説明してくれる販売店は信頼できます。逆に事情を説明せずに断るようなら、販売店を変えるという選択肢を視野に入れてもいいかもしれません。
試乗・試運転が必要な理由
中古車は、たとえ外装やメンテナンスに問題がなくても、実際に乗ると違和感を覚えるというケースが少なくありません。こうした違和感は以下のとおりで、試乗や試運転はこれらをチェックできるというメリットがあります。
・シートの座り心地や死角のチェック
シートの座り心地や死角になる場所のチェックは、実際に運転席に座ってみなければ判断できません。さらに、スポーツカーなどのように特殊な車であれば、購入前に視界がよいかどうかを判断しておくことが望ましいといえます。
・エンジンをチェック
エンジンのかかり具合は、購入前にチェックしておきたい大切なポイントです。車の状態が正常であればエンジンは1回でかかりますが、もしそうでないなら整備面に問題がある車かもしれません。
・走行の感覚をチェック
試運転の際は、アクセルやブレーキに引っかかりを感じないか、ブレーキの利きはしっかりしているか、ハンドル操作がスムーズに行えるかなど、些細な点であってもしっかりと確認することが大切です。くわえて、ブレーキを踏んだときに異常音がしないかも確認しましょう。ブレーキパッドの交換の有無を知る目安にもなります。
このように、車の状態を知るためには実際に乗ってみることが大切です。少しでも状態のよい中古車に出会うため、購入希望の車は試乗するようにしましょう。
納得できる車を購入するために
いかがでしたか？ 中古車を購入する前には、試乗や試運転が必須事項だといえます。「どうせ断られるだろう」と考えず、まずは販売店へ連絡してみましょう。一度も試乗せずに購入すると、後々問題が出たときに後悔してしまうかもしれません。納得できる買い物をするためにも、ぜひ上記を参考にしてみてください。